ラクトフェリンは脳に効く!
ラクトフェリンの多彩な効果の中でも、いま最も注目されているのが、脳や神経系に対する作用です。
脳は体の中でも極めてデリケートな組織である為、その中へ入ることが出来る物質は限られており、不要な物質は「血液脳関門」で除外されてしまいます。
ところが、ラクトフェリンは血液にのって脳の入口へと運ばれ、血液脳関門を通過して脳内へ入っていくとされているのです。
では、下記よりラクトフェリンの脳内での活躍を紹介します。
不安を和らげてストレスを軽減します!
赤ちゃんラットによる実験から、ラクトフェリンにはストレスに対する抵抗力を高める働きがあることが知れらています。
さらにラクトフェリンは、生化学的な側面からも抗ストレス作用の検証が行なわれています。
通常、人でもラットでも、ストレスが加わると血液中に抗ストレス作用をもつ副腎皮質ホルモン(コルチコステロン)が増えますが、ラクトフェリンを与えてからストレスを加えた赤ちゃんラットでは、このホルモンの分泌が抑制されたのです。
また、成熟したラットにラクトフェリンを食べさせた場合においても、抗ストレス作用が得られることが確認されています。
神経症やうつの改善に役立ちます!
ラクトフェリンの摂取によって恐怖心や不安感が和らぐのは、ラクトフェリンが脳内の「快楽物質」の働きを高める為だと考えられています。
脳内の快楽物質とは、「内因性オピオイド」と呼ばれる一群の物質のことで、代表的なものとしては「脳内モルヒネ」として話題となったエンドルフィンなどがあります。
これらのオピオイドの作用を活性化するには、一酸化窒素が脳内で十分に生成されることが重要となりますが、ラクトフェリンにはこの一酸化窒素の生成を促す作用があるのです。
その為ラクトフェリンは、神経症やうつ、心理的トラブルなどの改善に対して役立つとされています。
「痛み」を緩和します!
脳内モルヒネの活性化に役立つラクトフェリンは、鎮痛効果にも期待されており、熱の刺激による痛みや内臓痛など様々な痛みに対して作用すると言われています。
ラクトフェインは、痛みを感知する脳はもとより、痛みの発症箇所である末梢組織においても一酸化窒素の産生を促し、中枢と末梢の両面からオピオイドの活性化に寄与して、痛みを和らげます。
鎮痛効果における総合的な軍配はモルヒネに上がりますが、ラクトフェリンにはモルヒネのように体の耐性が生じない分、安全に継続して利用することが出来ます。
また、ラクトフェリンとモルヒネを同時に使用することで、モルヒネの効用が向上すると言われています。
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