サーチュイン遺伝子と長寿の関係。

長寿遺伝子とは。

レスベラトロールは、長寿遺伝子サーチュインの活性化に効果が期待されていますが、そもそも長寿遺伝子とはどのようなものなのでしょう。

長寿遺伝子とは、老化や寿命を顕著にコントロールしている遺伝子群であり、「クロック（時計）遺伝子」、「スローグロース遺伝子」、「age‐1」、「daf‐2」などの遺伝子群が知られています。

代表的な長寿遺伝子であるクロック遺伝子群は、身体活動のリズム（代謝や呼吸など）を制御する時計の役割を持っており、これが変化すると、老化および寿命が全体的に延びると考えられています。

また、酸素代謝の副産物である活性酸素の生成も抑えられることから、老化が起こり難くなるとも考えられています。

サーチュイン遺伝子とは？

サーチュイン（SIRT1遺伝子）は、「抗老化遺伝子」とも呼ばれており、細胞の死滅を防ぐことで老化を遅らせて、若さを保つ働きがあると考えれています。

実はこの遺伝子は人間を含めた生物であれば、誰でも持っている遺伝子なのです。

しかし、サーチュイン遺伝子が活性化する為には、通常では約２５％程度のカロリー制限を行なう必要があります。

サーチュイン遺伝子が活性化すると、遺伝子の発現が抑制される為にDNAが休眠状態に入ることになります。
休眠状態になり活動が抑制されると、DNAは安定化して結果的にDNAの損傷防止に繋がります。

そしてこのDNAの損傷防止が直接的に長寿へと繋がるのです。

レスベラトロールでサーチュインを活性化。

近年の研究によって、レスベラトロールを摂取することでカロリー制限を行なわずにサーチュイン遺伝子を活性化させる効果に期待されています。

『ジキル＆ハイドのアンチエイジングSP』では、 「猿をつかった老化実験」でレスベラトロールの効果が紹介されました。
（既にマウスによる実験では、レスベラトロールによって老化をコントロール出来ている事が判明しています。）

また、当サイトのレスベラトロールの効果でも紹介しているとおり、サーチュイン遺伝子の活性化だけでなく、脂質代謝の改善や血小板の凝集抑制、認知症予防などにも役立ちますので、しっかり摂取しましょう。