カテキンの効果を解説。

カテキンって何？

カテキンは、水溶性の多価ポリフェノールで、緑茶や紅茶の渋み成分です。

カテキンは、インド産のマメ科アカシア属の低木である「カテキュー」にカテキンが多く含まれていたことから、その名がついたと言われています。

厚生労働省より、特定保健用食品として許可されている成分であり、その幅広い効果に注目が集まっています。

カテキンの効果。

下記に、代表的なカテキンの効果を紹介します。

体脂肪の燃焼を促進し、ダイエットや生活習慣病予防をサポートします。

抗酸化作用により、体内の酸化を防ぎますので、健康や美容に役立ちます。

血中脂質や血圧を正常に保ち、動脈硬化や高血圧を予防します。

抗菌効果により、風邪やインフルエンザを予防、虫歯や口臭を防ぎます。

お茶の種類とカテキンの関係。

お茶には、緑茶をはじめ、ウーロン茶や紅茶など様々な種類があります。

カテキンは、酸化しやすいポリフェノールですので、緑茶のように、酸化酵素の働きが抑えられる製造方法であれば、 カテキンの酸化が殆どなく、しっかり摂取できます。

ウーロン茶や紅茶などの発酵させるタイプのお茶では、酸化に応じてカテキンが減少してしまいます。

※緑茶には、カテキン以外にも、ビタミンＥやビタミンＣなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。

カテキンを詳しい知識。

緑茶の渋味の主成分であるとともに、緑茶のポリフェノールの主成分であるカテキンには、エピカテキン・エピガロカテキン・ガレート基についたエピカテキンガレード・エピガロカテキンガレードがあることが知られています。

カテキンと言えばお茶が思い浮かびますが、その他にも様々なものに含まれています。

例えば、赤ワインのポリフェノールも、主成分は赤色のアントシアニンよりも、渋味成分のカテキンの方がはるかに多く、ココア・チョコレートの主成分もエピカテキンです。
このように考えれば、ココア、チョコレートはもともと苦い物であったことに思い至るのではないでしょうか。