ヒアルロン酸の効果や副作用。

ヒアルロン酸は、フカヒレなどの食べ物に多く含まれ、資生堂などの多くの化粧水に配合されています。
保湿力が優れているため、目薬や関節痛の注射薬などとしても使用されています。

美容や関節、ヒアルロン酸の効果。

ヒアルロン酸といえば、誰もが化粧水などを思い浮かべるでしょう。確かに、ヒアルロン酸が配合されている化粧品は非常に多くなっています。

しかし、それだけではないのです。

ヒアルロン酸の効果は、関節通を緩和するための注射薬としても使用されていますし、目薬としても使用されています。レーシックをされた方はご承知だと思いますが、術後の薬としてヒアルロン酸の目薬が処方されます。

このように、ヒアルロン酸は美肌効果だけでなく、私達の健康にも大いに役立っているのです。

年齢と共に減少するヒアルロン酸。

私達が生まれてきた時には、体内にたくさんのヒアルロン酸が存在します。赤ちゃんや乳児の肌はプルプルですよね。そうです、この潤いがヒアルロン酸なのです。

しかし、残念なことに、体内にあるヒアルロン酸は、年齢と共に減少していくことがわかっています。かといって、多く含む食べ物が、日常的には摂取しにくいものばかりなので、なかなか食べ物から摂取するのは難しいのが現状です。

その為、多くの化粧水やサプリメントドリンクなどが販売されているのです。

ちなみに、ヒアルロン酸を多く含む食べ物は、「魚の目」、「鶏のトサカの部分」、「動物の骨や軟骨」、「フカヒレ」等となっています。

ヒアルロン酸はどこにある?

私達が生まれてきた時には、体内にたくさんのヒアルロン酸が存在するといいましたが、では一体どのような場所に存在しているのでしょう。

代表的な場所は、皮膚組織です。簡単に言うと、表皮・真皮・皮下組織という3層になっています。ヒアルロン酸は皮膚組織の95%を占める真皮層に多く存在します。

次に、関節です。関節は骨と骨の接合部です。ただし、骨と骨は直接接してはいません。骨と骨との隙間には、滑液と呼ばれるものが存在します。それが、関節におけるヒアルロン酸です。

目の中にもヒアルロン酸は存在します。目には弾力や潤いを保つ硝子体と呼ばれる部分があり、そこに多く存在しています。

以外ですが、卵巣にもヒアルロン酸は存在しているのです。

学術的なヒアルロン酸

少し、難しい話もしておきましょう。

ヒアルロン酸は、ムコ多糖というグリコサミノグリカンの中の一種で、コンドロイチン硫酸とともに代表的なムコ多糖として知られています。

形状は、非常に高分子であり、高度な粘り気と高い保湿力で体の中で様々な役割を持っています。

高分子で粘性があるという特徴で、外部からの異物の進入を防ぐ働きを担っていますが、その一方で、外部からの摂取では浸透しにくいという欠点もあります。

そのような関係で、最近では体内に浸透しやすくした、低分子ヒアルロン酸が人気となっています。

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